Next Stage〜読書で次のステージへ〜

本の解説ではなく、「こういう読み方をしたらもっと面白いんじゃないか」を提案していく場です。

プレゼン・自己PR・ブログ文章・スピーチの魅力を底上げする伝え方の極意

どうも、小野田です。

今回は伝え方の極意ということで、
毎週のように1万文字以上の文章を2年以上書いてきて、
Youtubeに投稿した動画やオンライン講座で
配信してきたセミナーを合わせると
100時間以上は話してきた僕なりに、
伝え方について思うことを書こうと思います。

それにしても「極意」なんて、
自分で書いといてハードル上げ過ぎた感があるんですが、
すごく大事な視点を紹介します。

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伝え方の大事さは、
『伝え方が9割』という本が
大ヒットを起こしたこともあって、
誰もが知ってる常識みたいになってると思います。

でも、世の中で一般に「伝え方」って言われるとき、
「言い方」の意味で言われてる気がするんですよ。


ここは断言したい。

伝え方と言い方は違います。


伝え方を構成する要素の1つとして言い方があるわけで、
言い方=伝え方ではないです!

つまり、伝え方と言い方では抽象度が違うんです。

これめちゃくちゃ大事な視点ですよ!


ここを理解してるかどうかで、
伝え方は「カレー」と「カレーライス」くらい変わります。

え、喩えが分かりにくい?

「カレー食べたい」と言ったとき、
「え、ライスいらないの?」って言ってくる人いますよね。

そこは暗黙の了解で
「カレー=カレーライス」のことだろ、
って思うんですが、そういうことです。
(どういうことだ)


冗談は置いといて。


伝え方は、4つの要素で構成されています。
(個人的な考えです)

伝え方:言い方、見せ方、聴かせ方、想像させ方

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これらを踏まえて、僕は、

伝え方とは「演出」のこと。
だと思ってます。


===============
コミュニケーションとは、
自分がどう伝えたかではなく、
相手がどう受け取ったかが大事。
===============

↑こんなような事は、よく言われてますよね。


で、相手がどう受け取るかをデザインするのに
大事なのが伝え方(演出)であり、
図で紹介した主に4つの要素なんです。


というのも、僕らの脳は
2パターンの回路で判断します。

1.直感
2.論理

直感は、「なんとなく嫌だ」とか
「なんとなく好き」みたいな曖昧な感覚。

論理は、「Aという理由でBが好き」みたいに
考えた結果のもの。


さっきの4つの要素を振り分けると、

直感:見せ方、聴かせ方、想像させ方
論理:言い方

こうなります。

言い方も直感に入る部分はありますが、
基本は論理です。


たとえば、論理を意識して
相手の興味を惹きつける話にするには、
こんなことを意識するのが大事。

”興味をそそる話をするには、きちんと時間をとって
少なくとも次の 2つのことをしなければならない。

◆なぜこの話が大切なのかを説明する
どんな問いに答えようとしているのか、
どんな問題を解決しようとしているのか、
どんな経験を伝えようとしているのか?

◆それぞれのポイントを実例や逸話や事実で肉付けする”
(『TED TALKS』日経BP社、著クリス・アンダーソン)

 
引用させていただいた『TED TALKS』という本は、
「スーパープレゼンを学ぶTED公式ガイド」
って打ち出している本です。

ちなみにTEDは、主に海外で活躍している人が
自分のアイディアをスピーチする場のことです。

見た方が早いと思うので、画像貼りますね。
実際のWEBサイトの様子はこちら↓

 

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意外と知らない人が多いんですが、
これめちゃくちゃ面白いですよ!

どれも洗練に洗練され尽くしたトークばかりで
スタンディングオベーションの嵐なんですが、
それを創るための教科書が『TED TALKS』


さて、さっきは論理の例を引用しましたが、
直感の例も1つ。

”スライドに文章を入れると、
しかも自分が話そうとしている言葉を入れると
分かりやすくなると考えている講演者が
いまだにいるようだ。それはありえない。

箇条書きをずらずらと並べた
昔ながらのパワ ーポイントでは、
確実に観客は退屈してしまう。

聞き手は先にスライドに目を走らせるので、
講演者が詳しく説明するときには、またかと思ってしまう。”

 
いや、これ、衝撃でした。
だって、やってましたもん。笑

YoutubeにUPしてる動画は
音声にスライドをペタペタ貼るスタイルなんですが、
そのスライドがまさにこの悪い例でした。苦笑


言われてみればなんですが、
大学の講義で授業内容がザッと書かれた
レジュメを最初に渡されると、
たしかに聞く気なくなってたなーと思い出しました。

僕自身、見せ方を考えさせられたパラグラフでした。


他にも、文章なら改行の使い方(見せ方)を意識するだけで
ガラッとイメージ変わりますし。

話をするときなら、沈黙や声のトーン(聴かせ方)
意識するだけでガラッとイメージ変わります。

あとは、使う単語(想像させ方)でもガラッと変わります。


こういうのを全て引っくるめて、
「伝え方」なんですね。

言い方は、あくまでほんの一部。

大事なのは「演出」。


この視点があるだけで、
あなたの伝え方は今よりグンッと
魅力的になりますよ!

僕も精進していきます。

話すときに「えー」を挟むクセは直りましたが、
「まあ」って言ってしまうことが多いので、
今はここを意識してます。


最後にまとめ!

===========
伝え方=演出

伝え方の4つの要素
・言い方
・見せ方
・聴かせ方
・想像させ方
===========

この記事では字数的に紹介しきれないんですが、
『TED TALKS』には、このそれぞれの事例が
たくさん書かれています。

多すぎてすぐ忘れちゃうので、
定期的に見返さないといけないくらい。笑


僕も教科書のように参考にしてる本なので、
伝え方を磨くことに興味あるなら
すごくオススメな1冊です。

 

では、今回はこれで。
ありがとうございました!


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